8月に延期へ
2021年のルマン24は当初、6月12~13日に開催を予定されていましたが、8月21~22日に延期すると発表されました。
ルマン24を主催するフランス西部自動車クラブ(ACO)は、変更理由について「コンペティター、パートナー、そして観客に可能な限りの可視性を提供し、WECのカレンダーを維持するため」と、早い段階から延期の決断を下しています。
また、2020年のルマン24は新型コロナウイルスの感染防止のため、無観客で開催されましたが、2021年は通常の収容人数の20%に当たる約5万人の入場を認めるとのことです。
ACOのピエール・フィヨン会長は有観客での開催に自信を持っていると述べています。
観戦の条件は48時間以内にPCR検査の陰性結果と、ワクチン接種の提示、半年内に新型コロナウイルスへの感染がないことを証明する必要があります。
ルマン24の名物である移動遊園地やコンサートは開催されません。
なお、開催日程についてもこれ以上の延期はなく、状況が変わって中止または無観客開催となった場合はチケット全額払い戻しが保証されています。
フランスでは社会的制限が緩和される
フランスでは新型コロナウイルスを抑えるための社会的制限を緩和する計画が段階的に緩和されています。
5月3日に国内旅行の制限終了、5月19日には特定のレジャー施設の営業期限の緩和、6月9日にはカフェやレストランなどが午後11時まで営業できるようになります。
そして、6月30日で夜間外出禁止令が解除されました。
他の競技の状況
2020年開催予定が2021年に延期されたサッカーのユーロ2020では観客を入れて開催しています。
入場制限を設けて行っていますが、マスクを外し、大声を出して応援している姿が見られます。
さらに開催国のイングランド代表が決勝戦へ進むこともあり、6万人以上の入場が許可されました。
新型コロナウイルスのデルタ株がまん延している状況ですが、公衆衛生優先の前提で協議しているとのこと。
東京オリンピックでは、東京都の緊急事態宣言に伴い無観客で開催されることが決定しました。